20代後半・異業種出身でも“年収500万超”が見える施工管理キャリアの築き方

20代後半・異業種出身でも“年収500万超”が見える施工管理キャリアの築き方

寄稿エージェント:山本 亜光

施工管理は「手に職」と「年収アップ」の両方を叶えやすい現実的な選択肢

「施工管理」と聞くと、「現場で怒鳴られる」「体力的にきつい」などネガティブなイメージを抱かれる方も多いかもしれません。確かに一部そうした一面があるのも事実ですが、それだけでこの職種を候補から外してしまうのは非常にもったいない選択です。

なぜなら、施工管理は20代後半・異業種出身・未経験からでも、年収500万円超を現実的に狙える職種だからです。実際、私たちが支援してきた方々の中には、建設業に全く縁のなかった方が、入社から数年で年収500〜600万円台を実現した例も数多く存在します。

その背景にあるのは、建設業界における若手人材の深刻な不足。企業側も「未経験歓迎・育成前提」で人材を受け入れる姿勢が年々強まっており、スタートラインが異なっても成果を出せる土壌が整っています。

さらに施工管理では、現場経験を積みながら国家資格を取得したり、マネジメント力を高めたりと、将来につながるスキルを実践の中で身につけていけるのが魅力です。まさに、「手に職をつけながら、年収とキャリアを同時に伸ばしていける」数少ない職種のひとつと言えるでしょう。

異業種出身者が続々と活躍している理由

現場の人手不足が進む中で、建設業界ではいま、異業種出身者の採用が急速に進んでいます。飲食店の店長、携帯ショップの販売スタッフ、介護職の方など、これまで「建設業とは無縁」と思われていた方々が、次々とこの業界に入り、高い成果を上げているのです。

その背景には、施工管理という仕事が単なる“現場作業”ではなく、人と人との調整や管理、スケジュールの把握・遂行など、段取り力とコミュニケーション力を重視する職種であることがあります。

つまり、現場で求められるのは「専門知識」よりも、「社会人としての基本動作を丁寧に行うことができるか」「チームでの信頼を築けるか」といった、これまでの職種でも培ってきた力。だからこそ、異業種出身でも活躍できる可能性が大いにあるのです。

施工管理職の年収は「資格」と「役割」で着実に上がる

施工管理職の年収構造は非常に明確です。中でも大きく影響するのは、「施工管理技士」などの国家資格の有無と、現場における責任ある役割をどれだけ担えるかという点です。

たとえば、2年の実務経験を経て受験資格を得られる施工管理技士を取得すれば、資格手当や基本給が数万円単位で上がることもあります。さらに、20代であっても実力次第で小規模現場のリーダーを任されることがあり、その経験が評価につながります。

年収は、役職・資格・担当案件の規模に応じて段階的に上がっていくため、成長の道筋が見えやすいのも施工管理の大きな特長です。

施工管理ならではの「やりがい」と「社会的意義」

もちろん、施工管理は決して楽な仕事ではありません。納期に追われたり、多くの関係者との連携が求められたりする場面もあります。ですが、そのぶん得られる達成感も大きいのがこの仕事です。

担当した現場が完成し、人々の生活に役立つ建物として機能し始めたときの感動は、他の仕事ではなかなか味わえないものです。「街の風景に自分の仕事が残る」という誇らしさが、施工管理の魅力の一つでもあります。

未経験でも成果が出せる理由──評価されるのは「過去」より「これから」

この業界では、過去の肩書きや経験年数よりも、「いまどれだけ真摯に学ぼうとしているか」「どれだけ現場に向き合っているか」が評価の中心です。

だからこそ、異業種からのチャレンジでも、吸収力・素直さ・責任感を持って取り組む人は、着実にスキルを高め、年収アップやキャリアアップを実現することができます。中長期的に見れば、むしろ異業種出身のほうが“伸びしろ”を期待されるケースも少なくありません。

「正社員として安定したい」「年収を上げたいけど、どうすれば良いかわからない」そう考えている方にこそ、施工管理というキャリアを真剣に検討していただきたいと思います。

キャリアアップを実現するためのカギは「企業選び」と「自己理解」

施工管理という道に進む上で重要なのは、「どの企業を選ぶか」と「自分の強みをどう活かすか」の2点です。未経験を歓迎している企業は多いものの、教育体制や案件内容、キャリアの支援体制には大きな差があります。

そのため、自分の希望や価値観とマッチする企業を見極めるためには、しっかりと自己分析をした上で、適切な情報収集が不可欠です。

もし「自分に合う企業がわからない」「踏み出すのが不安」と感じている方がいれば、ぜひ私たちにぜひお気軽にご相談ください。あなたの「可能性を最大限に発揮できる転職」を一緒に考えましょう。