左:野村様
右:株式会社アサイン シニアエージェント 國分 康平
前職では航空業界のフロント職として顧客対応の第一線で活躍されていた野村様。リーダーとして、イレギュラー業務や緊急時の対応にも精力的に取り組まれておりました。しかし、日々の業務における成長機会の物足りなさや、将来のキャリアパスに対する漠然とした不安を抱かれたことから、より大きな成長と挑戦を求めてご転職を決意。
今回のインタビューでは、野村様が全く異なる業界への初めての転職活動に臨む中で感じた困難や、新たにキャリアを切り拓く上での展望について、担当エージェントである國分が詳しくお話を伺いました。
充実した日々の中で感じた仕事と私生活の両立への不安
── まずは前職で感じていた課題やギャップがあれば教えてください。
業務自体には大きなギャップは感じませんでした。早期にリーダーも任せていただき充実感のある仕事ではあったものの、目標に向かって何かを達成するというよりも、日々の業務を淡々とこなしていたため、成長を感じる機会が少なかったです。顧客対応をこなす日々の中で、「このままで良いのだろうか」という漠然とした不安を感じることがありました。
── 具体的にどのような瞬間に「このままで大丈夫なのか」と感じたのでしょうか。
特定の瞬間というより、日々の生活の中で漠然と感じることが多かったです。仕事と私生活を両立させる中で、現状の仕事が将来家庭を持ったとしてもこのまま続けられるのか、長期的なキャリア形成の面で不安がありました。それが転職を考えるきっかけとなりましたね。
10回以上の模擬面接を重ね、徹底した対策で内定を獲得
── 初めての転職活動だったかと思いますが、どのような壁に直面されましたか。
まさに手探りの状態でスタートしました。転職を考えてはいたものの、自分がどのような職種に向いているのか全く見当がつかないままでした。その為翻訳業から英語教師に至るまで、さまざまな職種を検討していました。
── そのような状況での転職活動は大変だったと思いますが、特に印象に残っている点はありますか。
面接対策が特に印象深かったです。自分自身苦手意識が強くあったため、模擬面接を通じて何度も練習しました。國分さんとの面談は10回以上行っていただいたと思います。面接練習を通じて、自分の強みやアピールポイントを整理することができました。
── 様々なサービスを利用されていたかと存じますが、なぜ最終的に私を任せていただけたのでしょうか。
最初はいくつかのサービスを利用したのですが、ただ本当に自身の転職活動の進め方が正しいのか、確信が持てずにいました。そんな中、別の方から國分さんをご紹介いただき、軽い気持ちでお話を伺ったのがきっかけです。初回面談からかなり親身にご相談に乗っていただき安心できたことに加えて、その後の面接対策やフォローアップも非常に手厚かったため、引き続きサポートをお願いすることにしました。
── 大変嬉しく思います。転職活動を通じて、どのような成長を感じられましたか。
面接対策を通じて、自分の考えを言葉にする力が身についたことが大きな成長です。また、転職活動を通じてキャリアについて深く考える機会が増え、今後のキャリアについてもより具体的に考えられるようになりました。
営業職での新たな挑戦。確かなやりがいと将来のキャリア展望
── 営業職に転職されてから、どのような挑戦がありましたか。
営業職では、まず数字のプレッシャーに直面しました。前職では接客の質を保つことが主な業務でしたが、営業職ではそれに加えて売上目標の達成が求められます。数字の意識が全くなかったわけではありませんが、ここまでシビアに求められるとは予想していませんでした。特に、数字の管理や分析が苦手で、最初はかなり苦労しました。
── 具体的にはどのような課題に直面しましたか。
一番の課題は、数字の管理と効率的な時間の使い方でした。営業職では、どれだけ多くのクライアントと接触し、案件を進めるかが重要です。しかし、効率的に動けていないと感じることが多々ありました。特に、クライアントとのコミュニケーションや提案の質を保ちながら、複数の案件を同時に進めるのは非常に難しかったです。
── そのような課題に対して、どのように対処しましたか。
まず、自分の弱点を認識し、改善するための具体的なアクションを取りました。時間管理のスキルを向上させるためにタスク管理ツールを活用したり、先輩社員からアドバイスを求めたりしました。また、数字の管理については定期的に進捗を確認し、目標に対する達成度を把握するようにしました。
── 営業職でのやりがいはどのような点にありますか。
自分の努力が直接結果に結びつくことが大きなやりがいです。クライアントから感謝の言葉をいただいたり、提案が採用されて成果が出たときの達成感は非常に大きいです。たとえば、転職活動を諦めかけていた求職者様に対して、可能性を信じてご支援を継続したことで、最終的には大手人材業界の会社にご内定をいただけた事例がありました。その際は本当にやりがいを感じましたし、その方の人生を支えることができたと心から実感した瞬間でした。
── 今後のキャリア展望についてお聞かせください。
まずは営業職で確実に結果を出すことが第一の目標です。その上で、将来的にはマネジメントにも挑戦したいと考えています。営業職で培ったスキルを活かし、チームを率いて成果を上げることが、自分自身の成長につながると考えています。また、これまで培ってきた英語力をさらに活用し、グローバルなビジネスシーンでの活躍も視野に入れています。具体的には、海外クライアントとの取引や、グローバル人材の支援により組織の成長を促進することで、私自身のキャリアもより一層広げていきたいです。
── 壁にぶつかりながらも成長しているご様子をお伺いできて嬉しく思います。今後とも野村様のキャリアに寄り添いながらサポートさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
國分 康平 | Kohei Kokubu
シニアエージェント
大学卒業後、大手ハウスメーカーよりキャリアをスタート。企画営業職として経験を積んだ後、リード獲得を目的としたマーケティング戦略の立案から実行まで一貫して担う。
その後「価値観からキャリア戦略を描く」というビジョンに共感し、株式会社アサインへ参画。現在は若手ハイエンド層の企画職・営業職に特化したキャリア支援に従事。