左:山中様
右: 株式会社アサイン シニアエージェント 田代 章悟
新卒で人材系のベンチャー企業に入社された山中さん。前職では東日本統括責任者として、各拠点の売上管理や会社の方針決定にも関わられるなど、高くご活躍されていらっしゃいました。
そのような中、「働く人を前向きにしたい」というかねてからの思いを叶えるべく、さらなるスキルアップを目指して転職を決意。
前職でも活躍される中で転職を考えた背景や、転職活動を通じて見つけた新たな価値観や今後のキャリアにおける展望について、担当エージェントの田代が伺いました。
前職では「東日本統括責任者」としてご活躍。一方で感じていた不安
── まずは、前職に入社を決めた背景を教えてください。
もともと「働く人を前向きにしたい」という思いがありました。高校時代の友人が高校卒業後すぐに就職し、一足先に社会人をスタートさせていた中で、彼らが月曜日に仕事に行くのが嫌だと言っているのを見て、仕事を楽しめる環境を作りたいと強く感じました。その中で、自身も仕事を楽しめるだけでなく、働く人を前向きにできる環境を求めて人材系ベンチャー企業である前職に就職しました。
── 当時から「働く」ということに対して強い思いを持たれていたのですね。前職での主なミッションや業務内容はどういったものでしたか。
最初は営業として、人材の技術派遣を担当していました。企業に対して技術者を紹介し、技術者には企業の情報を提供するという一気通貫の業務になります。その後、責任者としてメンバーの管理やプレイングマネージャーとして自身の営業活動を行った後に、最終的には東日本統括責任者として、各拠点の売上管理や会社の方針決定にも関わっていました。
── 非常にご活躍されていたかと思います。そのような中、なぜ転職を考え始めたのでしょうか。
自身の成長やスキルアップに対する欲求が強くなったためです。前職においては、会社の方針や業務内容が目先の利益に偏っていると感じており、もっと大きな企業課題を解決したいと思いが強くありました。あらためて自身のキャリアを中長期で考えたときに、そういった現状への物足りなさや、やりたいことの実現のためにスキルを高めていきたい、という思いが転職活動を始めるきっかけになりました。
価値観に合ったキャリアを築くために。支えとなったエージェントの「知見と情報」
── 転職活動を始めるにあたって、どのような不安を感じていましたか。
初めての転職活動だったので、何から始めればいいのか全く分からず、不安が大きかったです。新卒の時は、周りの友人たちと一緒に就職活動を進めていたので、自然と流れに乗ることができましたが、今回は一人での挑戦でした。特に、応募書類の作成や企業情報の収集など、基本的なことからどう進めればいいのか分からず、手探り状態でした。
── そのような不安を抱えながら、どのように転職活動を進めましたか。
まずはエージェントに相談することから始めました。エージェントのサポートを受けながら、自身の価値観やキャリアの方向性を見直し、最適な企業を見つけるための活動を進めました。エージェントの方が提供してくれる企業情報や応募書類の作成支援、面接対策など、具体的なサポートが非常に助かりました。
── 有難うございます。もし印象に残っているサポートがあれば伺えますか。
一番印象に残っているのは、他のエージェントから紹介された企業のキャリアについても本気で考えてくださった点です。普通は自身が担当している企業以外のサポートは行わないと思うのですが、田代さんは「山中さんのためなので」と、すべての選択肢に対してフラットに情報提供をして下さいました。広範な業界や企業に対しての知見や情報を持たれていることに感嘆したのは勿論ですが、本当に私のキャリアを真剣に考えてくれているというのを強く感じて、信頼感が一層深まりましたね。
── 嬉しいです。複数の面談を通じてどのような気づきがあったのでしょうか。
田代さんとの鋭い指摘や深い情報提供を通じて、自身が本当にやりたいことや価値観を再確認することができました。特に、コンサルティング業界に興味を持っていた時期がありましたが、田代さんとの面談から表面的ではない自身の本当の価値観や目指すべき方向性に気づかされました。結果として、コンサルティング業界だけでなく、HRテックや他の業界にも視野を広げることができたと思います。
── そのなかで最終的に現職に決められた理由を教えてください。
現職の企業文化や成長環境が自身の価値観と非常にマッチしていると感じたためです。特に、仕事に対する前向きな姿勢や成長意欲を持つ社員が多く、この環境であれば成長できると確信しました。また、企業課題を解決するためのプロダクトやサービスが充実しており、自身のスキルを最大限に活かせると感じたのも大きな理由です。
影響力のあるマネージャーを目指して。自身のビジョン実現への挑戦
── 現職ではどのような業務を担当されていますか。
現在はカスタマーサクセスとして、自社プロダクトを導入した企業に対しての活用支援を行っています。具体的には、新しい機能の提案や、既存の機能の最適な使い方をアドバイスすることが主な業務です。特にエンタープライズ向けの大規模な企業を担当しているため、各企業の人事課題に深く入り込む必要があります。
── 現在の業務を通じて、どのような成長を感じていらっしゃるか教えてください。
前職では、短期的な成果を求められることが多かったのですが、現職では中長期的な視点で企業の課題解決に取り組むことが求められます。そのため、より深いレベルでの問題解決能力が養われていると感じます。また、企業ごとに異なる課題に対応するため、柔軟な思考と対応力が求められ、それが自身の成長に繋がっています。
── 挑戦の日々ですね。現職での働き方や企業風土についてはどのように感じていますか。
現職の企業文化は非常に前向きで、社員一人ひとりが自立駆動で動いています。自身の意見やアイデアが尊重される環境で、非常に働きやすいです。また、成長意欲の高い社員が多く、互いに刺激し合いながら成長できる環境が整っています。特に、仕事に対する前向きな姿勢や成長意欲を持つ社員が多いことが、自身にとって大きなモチベーションとなっています。
── 今後の展望について教えてください。
まずはカスタマーサクセスとしてのスキルをさらに高め、自身の介在によって企業の課題解決に貢献できるようになることが目標です。その上で、将来的にはマネジメントのポジションに挑戦し、チーム全体の成長をサポートしたいと考えています。具体的には、チームメンバーが仕事を楽しみながら成長できる環境を作りたいと考えていて、自分がマネージャーとして影響力の高い存在になることで、より働くことに対する考えをポジティブに変えていきたいと思っています。
── 今後が大変楽しみです。引き続き山中さんのキャリアに伴走させてください。本日は貴重なお話をありがとうございました。
田代 章悟 | Shogo Tashiro
シニアエージェント
一貫して人材エージェントとしてのキャリアを築いており、1社目では、外資系コンサルティングファームや日系大手総合コンサルティングファーム、IT・SaaS企業などをメインクライアントとして、採用計画から要件定義の再設計まで一貫して担う採用コンサルティング活動に従事。大手クライアントの社外人事としての役割を担っており、企業側の採用目線にも精通している。
株式会社アサインに参画後は、20代30代のハイクラス層を中心にキャリア支援を行いながら、転職後の中長期的な伴走支援を担うプロジェクトの責任者として、戦略から実行までをリードしている。