営業未経験からインサイドセールスへ。自身の価値観と向き合い、見つけた次の挑戦

営業未経験からインサイドセールスへ。自身の価値観と向き合い、見つけた次の挑戦

   右:上野様

   左:株式会社アサイン シニアエージェント 稲葉 譲

大学時代のアルバイト経験をきっかけに、塾講師として社会人生活をスタートさせた上野さん。生徒の成長を間近で見られることにやりがいを感じながらも、次第に数字を追うことが中心となる環境に違和感を覚え、転職を決意されました。

担当エージェントの稲葉が、上野さんの転職活動の苦労や、新たな挑戦をされている現在の様子、そしてこれからのキャリアビジョンについてお話を伺いました。

塾講師として働く中で感じた違和感。転職を決意するまで

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── 前職の業務内容を教えてください。

前職の仕事は基本的には塾講師がメインとなっておりました。その中でも教室運営や生徒の募集、授業、保護者との面談などが主な業務でした。

── 入社を決めた背景はどういったものでしたか。

入社を決めたのは、大学時代に塾講師のアルバイトをしていて、そのまま引き続き社員としてもやってみたいと思ったのが大きな理由です。特に印象に残っているのは、自分が受け持った生徒の成績が上がることと、その生徒が志望校に合格することです。これらが塾講師としてのやりがいだと感じていました。

── なるほど。塾での仕事にやりがいも感じていらっしゃったかと思いますが、ご転職を考えられたきっかけは何だったのでしょうか。

主に2つの理由があります。1つ目は、社員になってから生徒と向き合う時間よりも生徒数を増やすことが求められるようになり、自分のやりたいことと方向性の違いを感じたためです。2つ目は、労働環境の問題です。拘束時間が12時間以上と長く、ワークライフバランスが取れなくなってきたことも大きな理由でした。

焦りと不安の中で、行った転職活動。エージェントの「寄り添い」に支えられて

── 転職活動はどのように進められましたか

最初は人材紹介エージェントのみを利用していました。その後、友人の勧めでダイレクトリクルーティングも使い始め、そこで稲葉さんと出会いました。

── 最初の上野さんとの面談はとても覚えています。なぜ数あるエージェントから私を選んでいただいたのですか。

やはり一番は寄り添ってくれたことです。稲葉さんが自分の転職活動の経験を話してくださったのでイメージがつきやすかったですし、実際に進めて行く際のアドバイスもすごく身に染みるものがあったので、この人に転職活動を任せようと思いました。面接前に励ましのメッセージを送ってくださったことや、本当に濃い面接対策をしていただいたことも、他社にはない手厚いサポートだと強く感じていたのも大きな理由です。

── 転職活動中、焦りや不安を感じることはありましたか

転職活動は正直かなり不安でしたね。先に前職を退職してしまったので、周囲と比べて自分だけ働いていない状態で、なかなか決まらないのは精神的に辛かったです。時間が経過していくにしたがってさらに焦りは増していくなかで、不安を払拭するためにひたすら企業研究をおこなったりもしていましたね。

── 内定が出た時はどんな気持ちだったのでしょうか。

とにかく嬉しかったですね。最終面接前の対策面談で「こうすればもっと良くなる」という的確なフィードバックをもらい、自分自身にしっかり向き合えてもらえている感覚がありました。内定をもらった時点で、ここに決めようと思っていました。

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新天地で営業スキルを磨きつつも、さらなる挑戦を目指して

── 新しい環境で現在携わられている業務内容をお聞かせください。

今は営業代行の会社に在籍しており、お客様組織のインサイドセールス部隊の一員として、商談機会の創出をサポートしています。具体的には人材業界、特にダイレクトリクルーティングサービスを展開している会社のサポートをしています。

── 新たな挑戦になるかと思いますが、業務内容に関して入社前とのギャップはありましたか。

正直、想像していたよりも奥が深いなと感じています。ただ単に電話でアポを取るだけでなく、お客様の課題の深堀りから、課題解決のためのサービス提案までを一貫して担当するので、いわゆる普通の営業マンがやるような考え方を、電話という限られた時間の中で実践するのは想像以上に難しいですね。ただ、営業としての基盤を鍛えるにはすごくいい経験だと思っています。

── 壁に当たられながらも、確実に成長されていらっしゃいますね。今後のキャリアについてはどのようにお考えでしょうか

引き続きインサイドセールスの仕事をしていきたいと思っています。現職で成果も出せつつある中で、積極的に案件を獲得していくのももちろんですが、事業会社に転職して自社のソリューションを売っていくような仕事にもチャレンジしてみたいですね。

もう一つの軸として人材業界にも興味があります。人材業界は人生の大きな転機に関わる仕事だと思うんです。前職で教育に携わっていた時のように、人の人生に寄り添える仕事はやりがいがあるので、いつかは人材業界でキャリアを積んでみたいという想いがあります。

── 最後に、 転職活動を通じてご自身の考え方や価値観に変化はありましたか

転職活動を通して、自分は人と関わる仕事が向いているんだなと再認識しました。誰かを助けたいという気持ちは昔から変わっていないので、その価値観に沿ったキャリアを歩んでいきたいと思います。

また、日々の振り返りの大切さにも気づきました。面接で過去の経験を数字ベースで話せなかったのは、振り返りが足りなかったからだと反省しています。今回の転職は自分の成長のためと考えていたので、今は毎日30分ほど時間を取って、一日の振り返りを数字を用いて行うことを意識しています。

──  素晴らしいですね。長期的なキャリア実現に向けて、引き続きサポートさせていただけますと幸いです。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。


稲葉 譲 | Yuzuru Inaba

シニアエージェント

大学卒業後、グローバルメーカーの営業職としてキャリアをスタート。
サプライチェーン全体を巻き込んだビジネススキームを考案し、新たな収益モデルの構築に成功。
その後、大型案件の受注からプロジェクトマネジメントまで一貫してリード。
株式会社アサインに参画後は、業界・職種をまたいだキャリアチェンジを得意とし、若手ハイエンド層に特化したキャリア支援に従事。