システム開発PMからコンサルへ。自分の世界を広げる挑戦から描くキャリアビジョンとは

システム開発PMからコンサルへ。自分の世界を広げる挑戦から描くキャリアビジョンとは

左:山田様

右:株式会社アサイン シニアエージェント 太田 知希

大学4年生のタイミングで、同級生が就職活動をする中、山田さんは一度立ち止まり、起業に挑戦。しかし、社会で自分にできることの少なさを痛感し、再度就職活動をスタート。若手からチャレンジできる環境とコンサルタントへの興味から、前職へご入社されました。

入社後はシステム開発PMとしてSI案件のプロジェクトリードを担当し、一定の経験を積みましたが、ロールモデルの不在やキャリアの不安から、転職することを決意。

担当エージェントの太田が、理想のキャリア像を描きながら行った転職活動の様子と、今後の展望についてお話を伺いました。

新卒後、起業に挑戦するも挫折。再就職先を模索

── はじめに、前職に入社を決めた背景を教えてください。

大学3年から4年に上がるタイミングで、同級生が就職活動をする中、一度立ち止まって起業に挑戦してみようと考えました。部活動に打ち込んでいた中で、就職にピンとこなかったこともあり、コロナ禍も相まって、自分のやりたいことに一旦チャレンジする期間を設けたかったためです。

起業への挑戦を経て、社会人としての経験を積み、早い段階からスキルを吸収して成長していきたいという思いが芽生えていました。若手からチャレンジできる環境があり、コンサルタントという職種に興味を持っていたこともあって、最終的に前職を選びました。

── 前職での主なミッションや業務内容はどういったものでしたか。

前職では、鉄道関連のSI案件でシステム開発PMとしての業務に従事していました。お客様と弊社、開発パートナーを束ねる役割を担っていましたが、実際は上司がメインで動く中、そのサポート的な立ち位置でした。直近1年は小さな案件や改修案件などで、自分主導でリードしていく機会もいただいていました。

── 一定裁量をもって業務に取り組まれていたかと思います。前職で感じていたキャリアにおける課題感や、転職を考えたきっかけを教えてください。

前職は、小規模な組織ゆえ、関与できる業務の幅は広い一方で、30代や40代の社員が少なく、ロールモデルが不在な状況でした。自身のキャリアの方向性に対して漠然とした不安を抱えており、このまま今の環境で成長し続けられるのか疑問に感じていて。そんな中で、長期的なキャリアビジョンを描きながら、スキルアップできる環境を求めて転職を視野に入れ始めました。

面接対策を通して自身の強みと目指すべきキャリアが明確に

── 面接対策を進める中で、自分の強みや目指すべきキャリアについて、どのような気づきがありましたか。

面接対策を通して、自分の意思と今後のキャリア、そして面接での回答を素直に紐付けていく作業ができたと思います。 自分の意思や思いを、ごまかさずに論理的に言語化していくことができ、漠然としていた自分のなりたい姿が、抽象から具体へと変化していったのを実感しました。

── その点は私も印象的でした。改めてご自身のキャリアについてどのように整理されたか教えていただけますか。

正直、自分は特定の領域に強いこだわりがあるというよりかは、様々な分野や手法に興味を持ち、顧客起点で物事を捉えるタイプでした。また、チームをまとめて成果を出すことが好きで、そこが自分の強みであることが面談を通して再認識できました。 だからこそ、キャリアの初期は経験を積み、実績を出しやすい環境を選び、 その後、将来的にはマネージャーとして組織を牽引していく。 そんな自分なりのキャリアステップを描くことが面談を通してできたと思います。

── 面接対策を通して、ご自身の強みを再確認し、理想のキャリアステップが固まっていきましたね。対策の中で、私からのアドバイスで印象に残っていることはありますか。

そうですね。私は厳しく指摘されることを望んでいたので、的確なフィードバックを頂けたことは本当に助かりました。また、志望先の選定や面接の順番など、戦略的な部分のアドバイスを豊富にいただけたのも印象的だった点です。 私の強みを最大限アピールできる環境を一緒に考えてくださったのが、とてもありがたかったです。

新しい環境での挑戦と今後のキャリア展望


── 今後のキャリアプランについてはどのようにお考えでしょうか。

様々な分野に興味を持てるのも自分の個性だと捉えているからこそ、コンサルティングという仕事の中で、どのようなテーマに携われるかが最も重要だと考えています。自分のできることややりたいことを増やしていく中で、任せられることが増え、自分の世界が広がっていく感覚を、できるだけ早い段階で味わいたいと思っています。

── なるほど。具体的にはどういったポジションを目指されているのでしょうか。

私自身、プレイヤーとしての意欲も高いのですが、リーダーやマネジメントという立場でのチームビルディングに積極的に挑戦していきたいと思っています。具体的なITのスキルというよりは、お客様のためにチームで結果を出していくことに強いやりがいを感じます。アカウントマネージャーやチームリーダーとしてチームを牽引していくことが、自身の強みであり、好きな仕事でもあると捉えているので、そういったポジションにいち早く就いていきたいですね。とはいえ、ただロールアップだけを目的にするのではなく、自身の提供できる価値の質の向上や幅の広がりを何より大事にしていきたいと思っています。

──  素晴らしいですね。山田さんの今後のご活躍を心から楽しみにしておりますし、キャリア実現に向けて私も力になれるよう尽力させていただきます。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。


太田 知希 | Tomoki Ota

シニアエージェント

大学卒業後、大手人材会社のエージェントよりキャリアをスタート。
クライアントの採用課題の解決をミッションに、採用計画や要件定義の再設計まで一貫して担うコンサルティング活動に従事。その後、事業推進部にて支社の立ち上げや新領域の開拓を責任者としてリード。
「より長期的なキャリア形成に伴走したい」という思いから、株式会社アサインに参画を決意。現在は、事業企画として自社基幹システムの企画・開発を兼任しつつ、若手エンジニアのキャリア支援に従事。Webサービス企業・SIer・SES・コンサルティングファームなど幅広い企業様とのコネクションを活用しつつ、SIer経験者からSES、社内SE経験者まで幅広い経歴の方のキャリアアップに強みを持つ。