寄稿エージェント:櫻木 美希
転職を検討するきっかけには、主に以下の悩みが起因となる。
- 待遇に不満がある
- 人間関係に問題がある
- 自身のやりたいことと業界・業務内容にミスマッチを感じる など
上記の悩みを解消するために、転職を検討する際に起きる新たな問題が「自分に向いている仕事がわからない」といった内容だ。
この問題は、特に社会人経験がまだ浅い20代の転職希望者が抱くことが多い。
仕事は人生の大半を占めるものであるがゆえに、やりがいを感じられるような仕事をしたいと思うのは当然だろう。
そのためには、まず効果的な「自己分析」を行い、自身の適性やキャリア展望を明確にしてから、自分に合った仕事を探す必要がある。
そこで本記事では、効果的な自己分析の方法・流れについて解説する。
自分の強み・長所を見つける
まず自己分析で目指すべき目標は、自分の強み・長所を見つけることだ。
多くの人は、強み・長所よりも弱み・短所にフォーカスしてしまう傾向が強く、自身の長所をあまり認識できていないことが多い。
自身の強み・長所を認識するためには、現職の経験を以下のように紐解いていくのが効果的だ。
- やりがいを感じた瞬間はどのようなものだったか
- 得意な業務or苦手な業務はどのようなものか
- 成果を上げられた業務はどのような内容だったか など
上記のエピソードを紐解くことで、自分自身の強み・長所となるような内容を見つけるヒントが得られる。
例えば、営業職に従事していて、半期の成約数で部内1位を取った経験がある場合、以下の強み・長所が自身にあると予想できる。
- 商材への理解力
- マーケティング力
- コミュニケーション力 など
自己分析では、最初のステップで自分の強み・長所は何かを明確に言語化することが大切である。
「自分史」から自身の幸福状態を見つける
自身の強み・長所が明確になれば、次に行うべきことは「自分が幸せと感じる瞬間を特定する」ことだ。
自身の幸福状態を特定することで、仕事をする上で同じような状態を作るにはどうすればよいのかを探す手立て、手がかりを見つけられる。
幸福状態の特定に有効な方法でおすすめなのが、「自分史を作成する」ことだ。
自分史とは、これまでの自分の人生で起きた出来事や歴史を時系列でまとめたものを指す。
自分史を作成するためには、まず小学校~最終学歴時点までに起きた過去の出来事を洗い出す必要がある。
その後、過去の出来事のなかで「幸せに感じた出来事」を整理してまとめることで、どのような出来事・瞬間が自身にとって幸せだと感じられるのかが把握できる。
幸せな状態を見つけることで、自分自身がやりがいを感じられる仕事はどういったものなのかを考えやすくなるのだ。
また、自分史を作成することで、幸福状態だけでなく喜怒哀楽の感情を抱いた出来事も同時に分類して可視化できる。
転職を検討する際は、幸福状態から検討するだけでなく、怒りや哀しみの感情を抱いた出来事から、自分に合わない仕事を明確にするのも効果的だ。
自分史を作成することは、多角的に自己分析でき、自分に合った仕事を見つけやすくなる有益な手法である。
将来像を想定する
自分に合った仕事に転職を検討する際には、自身の将来像を想定しておく必要がある。
ただ、まだ社会人経験が浅い20代の方々は、現在の経験がどうしても乏しいため、自分がやりたいことという観点で将来像を検討するのは難しい。
将来像を検討する際に、過去・現在への解像度が低いままで、「自分が何をやりたいのか」という観点で考えようとしても、具体性が伴わないため難しいと言わざるを得ない。
そのため、考え方として「自分は将来的にどのような状態になりたいのか」といった観点で自己分析を行い、将来像を考えていくのが望ましい。
将来的にどのような状態になりたいかをテーマに自己分析を行う際には、以下の要素を検討すると効果的だ。
- 実現したいキャリア
- 仕事以外も包括した理想の人生像
- ワークライフバランスの配分
- 年収・役職などの社会的ステータス など
上記について一つずつ考えて、自己分析を行うことで、自分が将来的にどのような状態になりたいかが明確になり、将来像を想定できる。
そして、想定した将来像から、それを実現するためにはどのような仕事が自分に合っているかといった観点で検討することが可能となるのだ。
まとめ
本記事で解説した以下の方法で、効果的な自己分析をしていくことで、自分に合っている仕事を探すことができる。
- 自分の強み・長所を見つける
- 「自分史」から自身の幸福状態を見つける
- 将来像を想定する
ただ、上記の方法を全て自分一人で行うのは、客観的な視点が欠けるため深掘りが難しく効率的ではない。
深い自己分析を行い、自分に合った仕事を見つけるためには、ぜひ弊社ASSIGN AGENTにご相談いただきたい。
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