大手企業から人材ベンチャーでの挑戦。 「世のため、人のため、社会のためになりたい」という軸を大切に

大手企業から人材ベンチャーでの挑戦。 「世のため、人のため、社会のためになりたい」という軸を大切に

右:藤原様

左: 株式会社アサイン シニアエージェント 新井 聖人


大学卒業後、キャッシュレス化を通して世の中を変えていきたい、世の中の非効率を変えていきたいという想いから大手クレジットカード会社に就職した藤原さん。

そんな藤原さんの転職のきっかけは、仕事に対するモチベーションでした。

前職で感じていた課題から、ベンチャー企業へ飛び込んだ背景や現職でのご様子、今後のキャリア目標などについてお聞きしました。

華やかなイメージを持ち、大手クレジット会社へ

── まずは前職でどのような仕事をしていたのかを簡単に教えていただけますか。

前職は大手クレジットカード会社に勤務していました。
新卒で事務部門に配属され、事務部門のオペレーションや事務の業務量の管理や削減に取り組みました。
1年半が経過した頃に別チームに異動し、お客様からの電話対応を7カ月ほど担当しました。

その後、金融法人企画部に異動。地方銀行やFCなどをお客様とした、システムの導入支援や会計システム、経理回りについての営業企画に従事していました。

── IT部門やシステム統合などの職種に入ってから転職を検討したようですが、そのきっかけをお伺いできますか。

入社前はクレジットカード会社に対して、世の中にキャッシュレスを広めることで、より豊かな世界にするという、華やかなイメージを持っていました。クレジットカード会社への入社を決めたのも、キャッシュレス化を通して世の中を変えていきたい、世の中の非効率を変えていきたいという想いがあったからです。

しかし、実際に会社が抱えていた課題は、システム統合でした。
本社勤務では、地方銀行やFCのためにできることが限られていて、自分の業務の中心が会社のシステム統合になってしまいました。しかし、私は自分の力をお客様のため、社外に対して使いたいという想いがあり、社内向きの仕事に対するモチベーションが上がらなかったことがきっかけです。

── 実際にそのような所を変えていきたいと思っても、大手から転職することに抵抗感はありませんでしたか。

正直に言えば、新卒のときは大学の中でどこの会社に入ったかという話になりがちだと思っていたので、大きい会社を目指していました。大手を選んでいいこともあった一方で、自分の手触り感や貢献度が少ないと感じることもありました。

そのため、この機会でこれまでの規模とは違うベンチャー企業に挑戦するのもいいのではないかと捉えていました。抵抗もありましたが、思い切って飛び込んでみたいという気持ちの方が強かったです。

転職活動でエージェントに期待していたこととは

── 転職活動を進めるにあたり、アサインを選んでいただいたのはご友人の紹介ですか。

そうですね。友人からの紹介というのが大きかったです。

── ご友人からの紹介が大きかったとのことですが、最初は大手と比較検討したと思います。それでも弊社を選んでいただけた理由はどのようなところにありますか。

私にとって、転職活動は初めてだったため、どのような業界に進んだらいいのか、どのようなキャリアを歩めばいいのかが全く分かりませんでした。

その不安に対して、中長期的にキャリア支援をしてもらえるというところが魅力的でした。
また面接対策や職務経歴書も含めて、自分の力だけでは難しいと感じていたので、友人から選考対策などもしっかりとサポートしてくれるという話を聞いて、貴社を選びました。

── 期待にきちんと応えられましたか。

もちろんです。最初の面接対策では、私自身何も準備していなかったため、結構酷い状態だったと思います。その状態から、一緒に話をしながら、徐々に面接で話す内容を形にしてくださいました。
そのおかげで選考面接が始まってからは、比較的スムーズに進みました。

大手企業から人材ベンチャー企業に転職して

── 今回、転職先として意志決定したのが、上場したばかりの100名規模の会社です。意思決定の背景や、その会社で何を成し遂げたいと思って入社したのかについて伺えますか。

ベンチャーマインドがあり、目的志向の強い会社です。そのような環境に挑戦することで、自分自身ももっと成長していけると思い、今回の意志決定に至りました。

社員たちが目的指向を持ち、同じ方向を向いて働いていることや、仕事に対して熱い思いを持っていることを面接を通じて感じました。

── いいですね。最初は人材業界最大手の会社と迷っていたと思います。大手企業からベンチャー企業に転職することで、よりチャレンジな選択になったと思いますが、実際に働いてみていかがですか。

日々自分自身の成長を強く感じています。
それと同時に、やはり周りも成長意欲の高い方が多く、もっと頑張らなければならないという気持ちもあります。

── 現職ではどのような仕事を担当されていますか。

現在はキャリアアドバイザーとして動き出したばかりです。主に20・30代のポテンシャル層の転職をメインで支援しています。

── 最初の1カ月間は研修などもあったと思いますが、その研修で感じた大手企業とベンチャー企業のギャップにはどのようなものがありますか。

まず、人数が少ない会社だからこそ面倒見がいいと感じています。
分からないところを聞けば、皆さんが教えてくれます。
未経験からの転職者も多いため、キャッチアップできるようなフォロー体制が整っていると思いました。

── 前職とのギャップや藤原さんが求めていたベンチャーならではのスピード感を感じる部分はありますか。

これまでは金融大手で社内の紙の量が多く、デジタル化が進んでいないところがありました。しかし、現職入社後はシュレッダーもほとんど使わないほどペーパーレスです。その部分で文化の違いを感じています。

スピード感の側面では、求められるペースがとにかく速く、大きな違いがあります。
また、求められるアウトプットの質も高く、適当なアウトプットができた場合はいつまでにやるのかと、1つ1つ聞かれます。そのため、日々いい緊張感を持って仕事ができています。

これまでに染みついたスピード感がまだ抜けていないので、まずはスピード感についていけるように自分が成長しなければならないと考えています。

エージェントとして目指す姿、今後の目標とは

── エージェントとして目指す姿や、どのような想いを持って顧客に向き合いたいかなどはありますか。

まずはお客さま、そしてクライアントから信頼されることを目標にしています。最初のステップとして信頼関係を構築する上で、知識のインプットをしていかなければなりません。信頼関係を構築する技術についてもブラッシュアップをし、中長期的にお付き合いできるエージェントになっていきたいです。

── 信頼関係を築くという所にフォーカスしてエージェントとして成長していきたいとのことですが、なぜそれが理想とする要素なのですか。

ただ転職支援をするだけであれば、私の介在価値はないと思います。求人を紹介するだけではなく、求職者のキャリアの可能性を広げることで私の介在価値は生まれると考えています。

そのため、信頼関係の構築が私のアドバイスや想いを伝えるための土台として重要になります。

── 転職活動はこれまで言語化していなかった価値観や将来像を言語化するいい期間だったと思います。転職活動や面談を踏まえて、ご自身についての気づきはありましたか。

根本的に誰かの役に立ちたいという想いや、目的がないとモチベーションが上がらない人間だということに気づきました。新井さんとの面談を踏まえて、日常を淡々と過ごすような場所は自分にはあまり合っていないと感じました。

── 現職でそれを満たせるという実感はありますか。

あります。誰の役に立つか明確で、目の前の求職者をどのように支援していけば役に立てるかが重要なので、目的を持って業務に取り組めています。
ただの転職ではなく、キャリア支援という意識を大切に、目の前の求職者に向き合い、業務に励んでいきたいです。

── まずは信頼されるようなエージェントになりたいとのことですが、中長期的なキャリアについてはどのようにお考えですか。

エージェントとしてキャリアを積んで、法人側の業務もいずれ担当したいです。

最初のステップは、キャリアアドバイザーとして一人前になることを目標にしています。
中長期的には、求職者側だけではなく、法人側の課題解決にも取り組みたいです。

その中で営業力をしっかりと身に付けて、営業以外も含めて、いろいろなことに積極的に手を挙げられるようになりたいと考えています。

── なぜ法人側に接点を持っていきたいと感じるのですか。

キャリアアドバイザーだけをしていると、求職者側のしたいことしか見えてきません。その一方で、法人側を担当すると、企業の感じる課題感や取りたい人材まで分かります。その結果、求職者のためになるキャリアについてより深く見え、提案の幅が変わってくると思っています。
顧客に対する価値提供の大きさが大きくなるという点でも魅力を感じています。

── 非常に良いですね。是非、その気持ちを忘れずに求職者・企業度どちらからも信頼されるようなエージェントを目指して下さい。




新井 聖人|Masato Arai

シニアエージェント

大学卒業後、大手保険会社の営業企画職よりキャリアをスタート。
新規顧客の成約率向上をミッションに、営業戦略の立案から実行までを一貫して経験した後、組織開発部門にて支援品質管理を担う。
その後、人生の重要な意思決定に深く関わっていきたいという想いから、株式会社アサインに参画。
現在は若手ポテンシャル層からミドル層まで幅広くキャリア支援に従事。