未経験者がコンサルタントとして活躍するための選択: 大手ファームとベンチャーファームの違いとメリット

未経験者がコンサルタントとして活躍するための選択: 大手ファームとベンチャーファームの違いとメリット

寄稿エージェント:平松 力

普段エージェントとして活動している中で、ベンチャーファームへの転職者が多くなってきたと感じている。最近では大手ファームからベンチャーファームに転職するケースを目にすることも多くなった。大手ファームとベンチャーファームには、それぞれ特徴があるが、コンサル業界未経験者にとっては、その違いがイメージしずらい部分も多いのではないだろうか。

本記事では、近年その存在感を増してきているベンチャーファームについて掘り下げていきたい。

大手ファームとベンチャーファームの違い

大手ファームは、大規模なプロジェクトを担当することが多く、複数のクライアントと長期的な取引が一般的である。そのため、確固たる体制が整い、業務プロセスが確立されているケースが多い。また、社内研修制度が整備されており、入社後には研修を受けてコンサルティングの基礎から学ぶことが可能となっている。このような環境の中で、コンサルティング業務に必要なスキルや知識を身につけることができる。

一方、ベンチャーファームは、規模が小さいため、プロジェクトの規模も小さく、担当する業務範囲が広い傾向がある。クライアントとの打ち合わせやプロジェクトの企画立案から参加することができるケースも多く、自らが企画したプロジェクトを担当することもある。社内研修制度は整備されている場合もあるが、実務を通して学んでいくのが基本スタイルとなることが多い。そのため、多くの場合、ベンチャーファームには、自主性やアイデア力が求められる。

未経験者にとってベンチャーファームへ転職するメリット

幅広い業務経験ができる

ベンチャーファームは、担当する業務範囲が広いため、幅広い業務経験を積むことができる。これにより、未経験者は短期間で多くのスキルを身につけることが可能である。また、プロジェクトによっては、クライアントとの直接的なやりとりがあり、自ら提案することも可能である。そのため、自分で考えたアイデアを自由に実現できる機会が増えるのも魅力点である。さらに、業務の多様性が高いため、自分がどのような分野や業界に興味があるのかを発見しやすい環境が整っている。

成長速度が速い

ベンチャーファームでは、担当する業務範囲が広いことから多くのことを学ぶ必要があり、自主的に学ぶことが求められるため、成長速度が速くなる傾向にある。また、若い人材が多いことから、年齢を重ねるにつれて責任あるポジションに就く機会が増えていくのも大きな特徴である。これにより、キャリアの早期段階でリーダーシップを発揮する機会が与えられることが多く、自己成長につながりやすい。

価値観が合う人材が多い

ベンチャーファームには、自分たちが目指すビジョンや価値観に共感する人材が多い傾向にある。そのため、自分自身の価値観に合う人材が多い環境で働くことが可能となる。また、大手ファームよりもアットホームな雰囲気であることが多く、人間関係も良好な場合が多い。このような環境では、同僚からの協力やサポートが得られやすく、仕事を通じて友人やメンターといった人間関係が築きやすい。また、価値観が合う同僚と働くことで、チームワークが向上し、プロジェクトの成功率も高まることも期待できるであろう。

未経験者でもチャンスがある

大手ファームでは、経験者に比べて未経験者の採用数は少なくなる傾向にある。一方、ベンチャーファームでは、未経験者でもチャンスがある場合が多く、自らの意欲やポテンシャルが重視されることも多い。このため、未経験者は自分の強みや適性をアピールしやすい環境が整っている。また、ベンチャーファームでは、入社後も継続的な学習やスキルアップが期待されるため、未経験者でも自分の成長に自信を持って取り組むことができる。

柔軟な働き方が可能

ベンチャーファームでは、大手ファームと比べて柔軟な働き方が可能であることが多い。最近では、テレワークやフレックスタイム制度が導入されているファームも少なくない。これにより、未経験者でも自分のライフスタイルに合わせた働き方を選択でき、仕事とプライベートのバランスを保ちやすくなる。また、社内の意思決定プロセスが迅速であるため、自分の意見やアイデアが直接組織に反映されることが多く、やりがいを感じられることが多いのも大きな特徴だろう。

まとめ

大手ファームとベンチャーファームはそれぞれ特徴があるが、業界未経験者にとっては、ベンチャーファームの方が向いているというケースも多いだろう。その理由としては、幅広い業務経験ができることや成長速度が速いこと、自分自身の価値観に合う人材が多いこと、未経験者でもチャンスがあるといった点が挙げられる。

自分自身のキャリアプランに合わせて、どのようなファームに進むべきかを慎重に検討することが大切である。

最終的には、自分がどのような環境で働きたいのか、どのような成長を遂げたいのか、そしてどのようなキャリアを築きたいのかを考慮し、ぜひ適切な選択を行っていただきたい。