寄稿エージェント:金谷 美恵子
今回はキャリア作りの基本である自己分析について解説していきたい。
誰もが聞いたことのあるフレーズだとは思うが、正しいやり方をすることで、実際のキャリアプランに役立てることができる。
自己分析の必要性とは?
まず、大きなキャリアプランの作り方として、
・自分自身の価値観について知る
・その価値観に合ったキャリアを知る
・そのキャリアを歩む方法を知る
と3つに分けて考えていただきたい。
その1歩目としての、活動が自己分析であり、この点については必ず答えがあることを認識していただきたい。
自分自身の価値観は、親切な方でも22年間にわたり形成されており、今後の人生で変化はもちろんあるものの、確立されているためである。
自分自身について正しく理解することで、どのようなキャリアが楽しく感じるのか、または得意なのかということについても考えやすくなる。
話すことが好きな方は、コミュニケーションがうまい傾向にあるし、考えることが好きな方は、思考力に優れる傾向がある。
このように、ご自身が楽しめることこそ、上手くなる素質を持っていると言う側面もあるため、得意領域にも紐づくと考えられる。
自己分析のツールを知る
本アプリを始めとして、キャリアを考えるための自己分析ツールは、いくつか有名なものが存在する。
今回は、分析ツールとその特徴、およびツール以外の分析手法についても簡単に触れていきたい。
ストレングスファインダー
書籍を購入することによって、ネットでの診断が受けられるかという仕組みになっており、その方の特徴的な強みについて分析を受けることができる。
邦題は、『さあ才能に目覚めよう』と言う少々大げさなタイトルではあるが、きちんとした研究に基づき作られており、分析の第一歩として人材業界でも有名な書籍である。
VIEW
本アプリについても、ご紹介を行いたいが、価値観を軸とした分析を行っており、特徴的な部分は性質をレポートで出す上に、職業適性に紐付けて提示することである。
一般的に営業職に向いていますと言う診断をするサービスは多いが、業界×職種単位でどのような領域が、現実的に選択可能で向いているかというところまで手指を出すことを目指している。
分析の精度については日々改善を行っているが、診断結果をキャリア検討のきっかけとして使っていただけると嬉しい限りである。
ハーマンモデル
グローバルな実績がある、ハーマンモデルでは個人の思考の特性をとらえると言うコンセプトで作られている。
この分析手法は、キャリア診断だけではなく、育成やコーチングにも作られるような汎用的な分析手法として評価を得ている。
ストレングスファインダーに比べ、結果の分析がしやすいと言う特徴があり誰にでも受け入れられやすい手法である。
ツールに頼らない自己分析も重要
ツールだけではなく、人との相談や自分自身で考えることによって自己分析が進む事も非常に大切である。
お勧めできる手法として、
・両親などの家族に自分自身の特徴聞いてみる
・他の人になんと紹介されたいかを考える
・趣味や熱中できるものの共通点を考える
・キャリア面談のできるエージェントに相談する
といったものが挙げられる。
エージェントとして転職者の方とお話しする中で、一人ひとりの違いを日々感じながら仕事をしている。
そのため、ツールは確かに大きな助けになってはくれるが、自分をよく知る人との会話や、経験豊富な人との会話の中で、より精度高くご自身の特徴を押さえていただきたい。
VIEWに登録しているエージェントは、運営側で厳選を行っており、その方の価値観からキャリアを描くことができる能力を重要視している。漠然とキャリアについての悩みを抱えている方にも、ぜひ相談していただきたい。
その結果として、キャリアの方向性を定め、前に進むことができれば、エージェントとして大変嬉しい限りである。