「意思決定の支援を通じて、社会の進歩発展に寄与する」株式会社イードアが目指したい社会とは

「意思決定の支援を通じて、社会の進歩発展に寄与する」株式会社イードアが目指したい社会とは

右:株式会社イードア 第二コンサルティング事業部責任者 野口様
左:株式会社アサイン シニアエージェント 長谷川

「意思決定の支援を通じて、社会の進歩発展に寄与する」をミッションに掲げ、コンサルティング事業を展開している株式会社イードア。企業の課題解決のために川上から川下まで支援しています。
今回は、第二コンサルティング事業部責任者の野口様に、株式会社イードアの事業内容やビジョン、今後求める人物像について、弊社シニアエージェント長谷川がお伺いしました。

社会の進歩発展に寄与するために。他社にはないコンサルティングとは

―― はじめに、事業内容について教えていただけますか。

弊社はコンサルティング事業がメイン事業となります。特徴としては、経営陣、経営者そしてCxOレイヤーにアプローチしていく点です。

自社が最も抱える課題を、立体的に理解している経営陣に直接アプローチして、課題を抽出・支援するというのを一気通貫でコンサルタントが担当するという形態です。これは他社と差別化できている大きなポイントです。
そのため、人材支援をすることもあれば、営業支援をすることもあります。時にはM&Aの仲介もします。企業の課題解決のために川上から川下まで一貫して支援するのが弊社の事業の特徴です。

―― どのようなミッションを掲げていらっしゃいますか。

ミッションとしては『意思決定の支援を通じて、社会の進歩発展に寄与する』ことを掲げています。我々は「その企業が成長すること=この世の中がより良くなっていくこと」だと考えています。
企業の意思決定の最適解をハンズオンで支援していくことを通じて、結果的に社会の進歩発展に寄与することを掲げています。

―― 事業内容について、各事業部の違いや、新潟支社についても教えていただけますか。

事業部としては、第一コンサルティング事業部、第二コンサルティング事業部の2つの事業部に分かれており、インダストリーカットで分けています。
第一コンサルティング事業部は既存産業に対して支援をしていく事業部で、第二コンサルティング事業部は新産業を支援しています。具体的には、第一コンサルティング事業部のクライアントは不動産、建設、物流、教育、金融系の会社などの二次産業が多くを占めます。一方、第二コンサルティング事業に関してはIT、ベンチャー、スタートアップです。基本的にITOモデルで事業を考えている企業の支援をしております。

新潟支社に関しては、新潟市や地方自治体などと連携して、新潟のスタートアップを誘致活動や、地方自治体などが抱えるDXの戦略策定などがメインの事業です。

―― 支援会社としてクライアントに多角的な関わり方をしていらっしゃいますが、他の支援会社と異なる特徴があれば、ぜひ教えてください。

多くのコンサルティングファームは、ソリューションメニューカット×インダストリーカットで取り組まれております。そのため、セグメントをかなり細かく区切って取り組まれています。
その一方で、弊社はA社に企業担当者がついた場合、A社が掲げている課題をその企業担当者が多角的に抽出して、実行まで担当者が行います。その結果、弊社はその解像度が高い状態かつ、目的も一緒に握った上で実行する点で他社との差別化につながっています。また、経営陣にアプローチするため、持ってきた情報は二次情報でなく解像度が高い一次情報というところも特徴の1つです。

『Creating the Future』ビジョンに込められた想い

―― それでは、次の問いに移ります。貴社のビジョンにどういった想いが込められているのか、改めて教えていただけますか。

弊社は『Creating the Future 産業構造改革を通じて未来をつくる』というビジョンを掲げています。このビジョンには2つの想いが込められています。
1点目としては、日本がまた世界で戦えるような会社を作っていきたいという想いです。
数十年前ならば「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われた時代があり、時価総額ランキングでは世界のトップテンにトヨタが入るなど日本は注目されていました。しかし、最近では20何位にやっとトヨタが出てくるといった状況、かつ下降傾向という時代になってきています。日本企業がより盛り上がっていけるような形にして行きたいなと思っています。

2点目は、労働力を再配置し、新産業の力で既存産業を成長させていきたいという想いです。
少子高齢化が進行する中で、今後労働人口は絶対的に減少していきます。つまり、人気産業、いわゆるIT業界などに、若い労働人口が集中する現象が起こります。

そうなってしまった場合、一次産業や二次産業の人口が減っていってしまいます。しかし、農業や製造業もなくてはならない産業です。そのため、労働力を再配置することと、既存の産業を維持するための技術開発が必要だと思っています。

既存の産業を維持、成長させるためには、既存産業に新産業を加えることで、新しい産業ができて未来が創られるということが「産業構造改革を通じて未来をつくることであり、Creating the Futureにつながると考えています。

―― なるほど、全体を通して「日本を」という文脈でこのビジョンが語られるのですね。

そうですね。「日本が世界で戦えなくなっている」「労働人口が減っていくが故に既存産業が衰退している」というこの2つの課題に対して、未来を創る上で、既存産業に新産業を掛け合わせて支援していくというのが、私たちが目指している姿です。

「スタートアップのハブ」となる会社を目指して

―― ビジョン実現に向けてのお話をお伺いさせてください。

私が事業責任者を務めており第二コンサルティング事業部は「スタートアップのハブになる」というのをビジョンとして掲げています。

日本は欧米諸国と比較して、ベンチャー企業が育ちづらいと言われています。例えば、1回目の起業になると、人を採用したくてもどこのエージェントがいいかわからない、資金調達がしたくてもどこのVCとの相性がいいかわからない、他にも営業代行などを頼みたくてもどこの会社がいいかわからないとさまざまな問題があります。そのような時に私たちを介せば全ての問題が解決できるようになりたいと思っています。
それは、イードアとして人材紹介を行って自社で支援実写化をすることもあれば、私たちのVCとのつながりを活用して、そことネットワークを繋げるという手もあります。「困ったことがあれば、イードアを介せば何か手が打てる」と思ってもらえるようなハブになっていきたいというのがビジョンとして掲げているものです。

―― なるほど。スタートアップのハブというのは面白いですね。今後事業を拡大されていく中で、どのような組織を目指したいとお考えですか。組織像やチームビジョンがあればお聞かせください。

代表の中村も言っているのですが、弊社社員の一人一人には、いつの時代も社会から必要とされる人材になってほしいという想いがあります。
現代は、1社に一生残るというような人はあまりいない時代です。だからこそ、転職を考えた時に、イードアでの役職から一つ上がって転職したり、自分がやりたかったチャレンジができたりと、それらの夢の実現が今までのイードアでの経験が評価されたものであってほしいです。そう考えた時に、いつの時代も社会から必要とされる人材でいてほしいと思っています。

―― その上で、我々に期待いただいている役割や求めているものがあれば、ぜひ教えていただきたいと思います。

基本的に、先ほどお伝えしたように人の採用が全てです。弊社は未経験者を採用している割には求めるものが高いと思っています。アサインさんに何か新しいことを期待しているというよりも、私たちの価値観やバリューなどにフィットした候補者の紹介を継続していただきたいなと思っています。

―― ありがとうございます。今後ともぜひお力になれますと幸いです。本日はお忙しい中貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。