「20代、もっと仕事にコミットしたい」面談を経て見えてきた価値観から、M&A業界へ挑戦。

「20代、もっと仕事にコミットしたい」面談を経て見えてきた価値観から、M&A業界へ挑戦。

左:株式会社日本M&Aセンター 水野様

右: 株式会社アサイン シニアエージェント 瓜生 遼馬

大学卒業後はメガバンクへ入社し、コロナ禍の観光地の企業に対して幅広い提案をしてご活躍されていた水野様。

やりがいも感じていた一方で、もっと仕事にコミットしたいという思いから転職活動をスタート。最終的に未経験であるM&A業界への挑戦を決意し、株式会社日本M&Aセンターへ転職。意思決定にはエージェント瓜生との面談を経て感じた価値観と業務内容の一致が大きかったといいます。
転職活動時のお話を中心に、当時の心境を語っていただきました。

第一志望のメガバンクからキャリアスタート。コロナの中でもやりがいのある日々

── まずは一社目のメガバンクを選ばれた背景からお伺いします。
新卒時の就職活動は、どのような軸で活動されていたのでしょうか。

主に2つの軸で活動していました。
一つ目は世の中の基盤となるお金の勉強ができること。二つ目は、全国転勤を通して自身の知見を広げたいと考えておりました。その両方が叶うという理由から、一社目としてメガバンクを選びました。
また、法人に対して何かしら支援できる仕事をしたいという思いもあり、同じ金融だとしても証券や保険より銀行の方がやりたいことを叶えられそうだとも考えました。お金を必要としている人に対して、前向きに設備投資をして事業を大きくすることもできれば、資金繰りに困っている方を助けることもできるため、業務内容に魅力を感じました。
最終的に数ある中でもその銀行に決めたのは、全ての都道府県に支社があり、地方に赴いて大型案件に携わる機会が多いことが理由です。実際、最初の勤務地は福島県となり、楽しく仕事することができました。

── 当時、主にどのような業務を行われていましたか。

内容としては、法人のお客様に対して幅広く提案営業を行いました。例えばオーナー社長の資産運用のお手伝いから、会社の運転資金の貸出までなんでもやります。私の担当地区は観光地だったため、コロナによって深刻な影響を受けており、特にホテルや温泉旅館のお客様に対しての支援業務が中心でした。

── コロナ禍ということで大変なキャリアスタートだったかと思いますが、課題が多い中でどのような工夫を行って解決されていたのでしょうか。

一番意識をしていたことは「その土地の人たちがどういう思いで仕事をしているのか」ということを考えて提案することです。
例えば、「温泉宿をやめて新しい工業施設を建設しましょう」という提案は、採算の話だけをすれば良い案だとしても、地元の方の想いを踏まえると絶対にできない提案です。特にコロナ禍で傷ついている方が多い時期でしたので、お客様の気持ちを一つ一つ考えながら動いていました。
また、自分の行動が目に見えてお客様の成長に繋がることはやりがいを感じていました。銀行業務は裏方的な面が多いですが、実際にありがとうと言っていただくことや、お客様の成長を決算書の数字が向上することで見ることができたのは嬉しかったです。

次第に感じるようになった物足りなさ。「もっと仕事に打ち込みたい」と転職活動を開始

── 着実にできることも増えていく中で、どのような課題感から転職を考えられたのでしょうか。

20代のうちにもっと仕事に打ち込みたいと思ったことが理由です。体力に余裕があったため、もっと仕事のクオリティやスキルを上げたいと感じるようになりました。

私は入社後比較的早期に転職へ舵を切り、同期内では一番早かったかと思います。
大手で良い会社ではあるのですが、安定よりもっと成長したい、勉強したいという気持ちが勝っていました。また、仕事をしていく中で「この会社でなくとも、自分がやりたいと考えている『企業を助けること』はできる」ということに段々気づいていき、メガバンクへの拘りもなく転職へ踏み出すことができました。

価値観を掘り起こすエージェントとの出会い。次のキャリアとしてM&A業界を意識するように

── 転職活動を開始されてからのこともお伺いできればと思うのですが、私と話したのはどのようなタイミングだったのでしょうか。

エージェントとお話しするのは瓜生さんが初めてでした。その後何名か面談したのですが他の方はお断りし、瓜生さんと活動することを決めました。

── ありがとうございます。当時、エージェントとの面談を通じてどのようなことを期待されていましたか。

一番期待していたことは、自分の価値観の掘り起こしです。誰かと対話しながら自分の軸をブラッシュアップしていきたいと思っていたため、一緒に考えてくださる方を求めていました。
他のエージェントさんはお話をするというより求人票ベースで「こういう案件がありますよ」という提案がメインだったため、私が転職エージェントに求めていた役割と違うと感じました。瓜生さんの面談スタイルは望んでいたものでしたし、コミュニケーションも相性が良かったため、この方と一緒に進めていきたいと思いました。

── 私を選んでいただくにあたり、決め手になった出来事はありましたか。

特に印象に残っているのは最初の面談です。私の過去の経験を掘り起こして、価値観を考えてくださったことです。一社目の経験から事業承継などに興味関心を持つようになったのですが、ぼんやりしたイメージだけがあり、どのように支援していくかまで想像ができていませんでした。
ですので、お話を聞いていただいた結果としてM&A業界の提案を受けたときは、自分では考えていなかった領域だったため、どうなのだろうと悩みました。そのような中で受ける決め手になったのは、自分の価値観と合っているのだろうと感じたためです。中小企業の為になりたいという私の話から、自分が自覚していなかった価値観まで深堀していただいたことで、今の進路に舵を切ることができました。非常に感謝しています。

── それは良かったです。 面接時の選考対策について、水野さんとは数回行った限りではありますが、印象に残っていることはありますか。

私の仕事が忙しかったので、模擬面接が1回になってしまいました。しかし、これまで自分は面接が得意な方だと思っていたため、指摘いただけるというのは貴重な経験でした。良くも悪くも型ができてしまっている中でブラッシュアップしていただいたと感じています。
また、未経験ということで「とにかく何でもやります、頑張ります」というスタンスが大切であるともご指摘いただいて、現職の社風と合ったアドバイスだったと感じています。

気張っている友人の姿が、一歩踏み出す勇気に。エージェントの後押しもあり、次なる業界でやりきることを決意

── 最終的な意思決定では、大手人材会社からも内定があり悩まれたかと思うのですが、どのような思いで株式会社日本M&Aセンターを選ばれたのでしょうか。

M&A業界は当初から考えていたというより瓜生さんからのご提案で興味を持った業界だったため、本当に進むべきなのだろうかという迷いもありました。

実際、最終面接を受けた後、瓜生さんと面談し、2日間考える時間をいただきましたね。
それが丁度サッカーワールドカップの時期で、ワールドカップのスポンサー企業のCMに友人が映ったんです。そのCMの中で、「気張っていくぞ」と円陣を組みながら声を上げている友人の姿を見て、自分も頑張らなくてはと決意が固まりました。

つまり、M&A業界に行くべきなのか、というのは業界が嫌とか違うというより、自分自身がやり切れるのだろうかという不安が大きかったんです。友人の姿を見て、自分を奮い立たせることができました。
そして、改めて瓜生さんにM&A業界に進みたいとお伝えしたところ、「頑張りましょう」と背中を押していただき、決断ができました。

── 私としては、安易な思いでM&A業界に行ってほしくない、最後には自分自身で決めていただきたいと思っていました。そのような中で「M&A業界でやっていきます」と宣言してくださったのは、とても印象深いです。

私としても浮ついた気持ちで行って上手くいく世界ではないと認識していたため、覚悟を決めた上で、一緒に歩んでくださるパートナーである瓜生さんに決意を宣言させていただきました。これからもよろしくお願いいたします。

仕事に時間を投下し、勉強の日々。忙しい半面感じる「痛烈なやりがい」

── 実際に株式会社日本M&Aセンターへ入社されてからのお仕事はいかがでしょうか。

まずは日々多くのことを学ぶ必要があると感じています。会社の価値算定は業界によって全く異なり、製造なら製造の、小売りなら小売りの難しさがあります。その点では、銀行員時代に決算書の読み方を勉強していたため役に立っています。
忙しい中ではありますが、今は20代の大事な時間をフルに仕事へコミットさせられています。若い今の期間を濃いものにしたいというのが転職の理由だったため、それが叶う環境にいると感じますね。

―― 働きはじめたことで中長期的なキャリアについても、お考えに変化は生まれましたか。

M&A業務は、やりはじめると大変面白く、今はもっと突き詰めていきたいと思っています。銀行員時代には感じられなかった痛烈なやりがいがありますね。もう廃業するしかない、と思っていた会社の技術や商品を後世に残していけるというのは、社会的な意義が大きいと感じています。
相対するお客様も基本的には社長など代表の方で、電話やセミナーを通じて営業を行っていきます。学ぶことばかりですが、いずれは企業を成長させたいと思ったときや、自社の方向性に迷ったときに声をかけていただける営業パーソンとして実績を上げていきたいと思っています。

―― ぜひ、東海エリアのトッププレイヤーになっていただきたいと思っています。今後も定期的に面談をしながら中長期的な目標の実現のために必要なスキルやステップについてサポートができますと幸いです。
今後のご活躍も楽しみにしております。本日はありがとうございました。

瓜生 遼馬|Ryoma Uriu

シニアエージェント

大学卒業後、グローバル人材特化のエージェントとしてキャリア支援に従事。
その後、事業戦略本部にて海外支社の立ち上げやオウンドメディアを活用した広報戦略の策定・実行を責任者としてリード。
より深く人と関わる働き方をしたいという想いから、株式会社アサインに転職を決意。現在はハイクラスの営業職に特化した転職支援を行いながら、新規クライアント開拓の戦略策定を担う。